最近の実験データから

 

CEPを制御した10 fsパルスを用いた非断熱的に配列したN2から発生する高次高調波スペクトルの時間発展。高調波スペクトルに干渉縞が観測されるとともに、ポンプ光の偏光方向に対し、alignedの状態のときに高調波強度が増大し、anti-alignedの状態のときに高調波強度が減少していることが分かる。

 

分子偏向器で回転量子状態を選別したヨードベンゼン(C6H5I)分子が静電場とレーザー電場で配向制御されていることを示すI+フラグメントイオンの2次元画像。大部分の分子がI原子側を下向きにして配向していることが分かる(同心円で挟まれた領域が特に重要)。